自閉症スペクトラムを持つ息子が生み出す「奇跡」を、母が「発見」し、カタチにするお店です。
3歳の頃、自宅で家族3人コロナ療養をすることになり、紙と絵の具で絵を描いてみることにしました。
1歳に満たない頃から息子の興味の対象は、「人・モノ」ではなく「時計・英数字」が中心で、私にとっては奇妙であり、楽しくもあり、独特で不思議な世界でした。
息子の育児は疑問が多く、後に「自閉症スペクトラム」を持っていることが分かりました。
彼が描く絵のモチーフは基本的に「時計・英数字」で構成され、遊び心と美しさ溢れるレイアウト、躍動感や大人びた雰囲気も感じさせます。
独特な世界感に惹きつけられ、外に発信してみると、同じように感じる人も多く、ミニギャラリー開設後はご来店、原画購入してくださる方も多数いらっしゃいました。
また、2023年には「時の記念日絵画コンテスト」に応募し「社長賞」という光栄な賞をいただきました。
母である私は普段、お仕事で企業様の世界観を「空間」に展開することをさせていただいています。
お仕事をする中で培ってきた経験と力を、「社会や、息子が生きていく世界が少しでも良くなる」ことに使っていけたらと考えています。
・自閉症スペクトラムを含めて発達障害への理解を少しでも広げる
・障害を持つ人たちの就業の幅・可能性を広げる
・単純に、作品に惹かれる人に楽しんでもらう
これらのことは、社会に対して、
また自分たちに対してできる「愛のカタチ」だと思っています。
息子が自閉症スペクトラムを持っていなければ、この障害についてあまり良く理解していなかったでしょう。
また、知らないことにより、どこか差別的な感覚もあった自分にも気づくことができたことも、息子のおかげであります。
大きなことはできませんが、
少しでも多くの方々に知っていただき、
何かを感じていただけたら幸いです。